「患者・家族と共に作る心の処方箋~ケアでもてなす安心のひととき~」【学びLabo】
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2025年8月8日、学びLabo「患者・家族と共に作る心の処方箋~ケアでもてなす安心のひととき~」を開催しました。

講師
山梨英和大学 教授
高橋 寛子 先生
講義では臨床心理学を専門とされている先生に、患者・家族の心理的支援についてお伝えしていただきました。 苦しんでいる人や傷ついた人を支えていくために、わたしたちコメディカルはどのように関わればよいのでしょうか。ケアをされる者とケアをする者の両方の視点を先生の体験から具体例を用いてお話ししていただき、わたしたちの支援のあり方について改めて考えさせられるセミナーとなりました。
前半の講義では
・「もてなし」=ホスピタリティ
・高橋先生が家族をケアする人として体験した苦痛から学ぶ、患者・家族に支援する上で必要なこと
・心を理解するためには何が必要とされるのか
について講義していただきました。

ケアをする者でもあり、先生自身がケアされる者(家族)であるという体験から、両方の視点で支援のあり方について具体的な場面を紹介しながらお話ししていただきました。ケアをする者、される者にとって大切なことのひとつに安心感や安全感があるということを改めて感じられる講義内容となりました。
「こころ」に触れて知ってしまえばそこに責任や配慮が生まれ、だから触れない、知らないようにしてしまっていることもあるかと思います。講義では触れる、知ることは本当に怖いことなのかお話ししてくださいました。
後半の講義では
・まだ言葉になっていない身体の内側にある感じに目を向けること、暗黙知・身体知
・その人らしさを理解するためには、違和感に着目し生き生きとした動きを捉えることが大切
について講義していただきました。

先生自身が体験された病状から、身体の内側にある感覚に目を向けることに注意を向けることの大切さについてお話ししてくださいました。違和感に着目し、心の動きを捉えることでその人らしさを理解できる一歩になるということを学べました。また、心理的な体験を言語化することもケアに繋がるということがわかりました。
受講生の皆さまの感想
Aさん
ケアを受ける側(患者さん、利用者さん)に対するケア方法(介護技術など)を学ぶ機会はあっても、ケアを提供する側(医療従事者、ヘルパー)に対するケア方法についてはなかなか語られる機会がなかったのでもっともっと先生のお話を聞いてみたいと思いました!
Bさん
わかりやすい言葉でお話しくださりありがとうございました。ケアする側とケアを受ける側の両者の気持ちについて知れる機会はなかなかなかったので貴重な時間を頂けました。感じたことが違っていても、ケアを受ける方がする側の想いが伝わっていると感じられているだけでいいということに少し安心を得ました。
Cさん
心理学は学びたいけどなかなかわかりにくさを感じる分野です。対象の力になりたいと思ってもすぐには効果が現れないし、これで良かったのかと自己満足なだけなのではないかと感じることもあります。ただ、今回の講義で分からないことを分かっていないと伝えてもいいのだと言うことは新鮮な驚きでした。また、これまでに実践で身についたことも、間違えではなかったと答え合わせができました。ありがとうございました。
終わりに/講義を振り返って
講義の最後の対談部分では、ケアのきっかけづくりについて自分を通した言葉を使うということが大切だと改めて気づかされました。相手のことをすべて理解することは難しく、合っているか間違っているかよりも、相手が自分を感じてくれていることが伝わるような関わりや支援が大切だと理解することができました。視聴者様から寄せられたコメントから支援する人を支援する人が必要であるということを考えさせられるセミナーとなりました。
【終末期ケア専門士】について

終末期ケアを継続して学ぶ場は決して多くありません。
これからは医療・介護・多分野で『最後まで生きる』を支援する取り組みが必要です。
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