フットケアは「観ること」から始まる――実践につながる学び
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2026年3月11日 学びLabo
「看護師・介護士のためのフットケア -第3回 実践!フットケア-」を開催しました。
講師紹介 皮膚・排泄ケア認定看護師 伊藤 麻紀先生
■ 「明日からやってみたい」――実践につながる学び
本セミナーは、終末期ケア専門士資格をもつ看護師を中心に開催され、多くの参加者から「すぐに現場で活かせる」「明日からやってみたい」といった声が寄せられました。
フットケアは重要と理解しながらも、日常業務の中で後回しになりやすいケアです。
今回の学びでは、限られた時間の中でも実践できる方法が具体的に示され、日常ケアの中に自然に取り入れるイメージが共有されました。
■ フットケアは「観察」から始まる
講義では、フットケアは単なる手技ではなく「状態を把握すること」が出発点であることが強調されました。
足浴や洗浄はケアであると同時に、重要な観察の時間でもあります。皮膚の状態や爪の変化、汚れの蓄積など、小さな変化に気づくことがその後のケアの質を左右します。
参加者からも「観察の視点が変わった」「ただ行うケアではなく意味を考えるようになった」といった声が見られました。

■ 「できる範囲で続ける」ことの大切さ
フットケアは一度で完結するものではなく、継続的に関わることが重要です。
講義では「すべてを一度に行うのではなく、できる範囲で分けて行う」「対象者にとって優先度の高いケアを見極める」といった実践的な考え方が示されました。
参加者からは「完璧を求めずできることから始めたい」「継続する視点を持てた」といった前向きな変化が多く寄せられました。
■ 日常ケアとしてのフットケアの価値
スキンケア・洗浄・保湿といった基本的なケアは、皮膚のバリア機能を保ち、感染やトラブルの予防につながります。
特に「乾燥は万病のもと」という視点や、清潔・保護・保湿の重要性は、日々のケアの意味を再認識させる内容でした。
また、フットケアは転倒予防や生活機能の維持にも関わる重要なケアであり、QOLに直結する支援であることが共有されました。

■ 終末期ケア専門士として、現場で活かす
今回の学びは、知識や技術だけでなく「どのように関わり続けるか」という視点を深める機会となりました。
フットケアは、足に触れ、声を聴き、その人の生活を知るケアです。だからこそ、小さな関わりの積み重ねが大きな変化につながります。
「できることから始める」「関わり続ける」という姿勢は、終末期ケア専門士としての実践そのものです。
本協会では、今後も現場に活きる学びを提供してまいります。資格取得を通じて、より深く終末期ケアを学びたい方は、ぜひ試験情報をご確認ください。
【終末期ケア専門士】について

終末期ケアを継続して学ぶ場は決して多くありません。
これからは医療・介護・多分野で『最後まで生きる』を支援する取り組みが必要です。
時代によって変化していく終末期ケア。その中で、変わるものと変わらないもの。終末期ケアにこそ、継続した学びが不可欠です。
「終末期ケア専門士」は臨床ケアにおけるスペシャリストです。
エビデンスに基づいた終末期ケアを学び、全人的ケアの担い手として、臨床での活躍が期待される専門士を目指します。
終末期ケア、緩和ケアのスキルアップを考えている方は、ぜひ受験をご検討ください。